野望達成 ② [バイク]
前回記事の野望達成の続きです。
無事に帰宅出来ました。
重なりますが、バイクを買った時からの野望だったのです。バイクに乗って美術館に行くことが!でも都内の美術館には駐車場があったとしても高く、電車代の方がお安い。
今回福島県立美術館にどうしても行きたかったのは「プライス・コレクション」だったから。
NHKの番組を見てからどうしても伊藤若冲(江戸後期の画家)の絵が見たかったのです。でも、プライスさん(アメリカ在住 江戸絵画の収集家)は東北の震災にあった人達に見せたいということで、東京にはこないのです。
悩んだ挙句、無謀にも一人でバイクに乗って福島まで行くことにしました。
社長には二週間ほど前から休みたいと報告していたら、「明々後日からなら休んでいい」と突然の言い渡し。私の仕事柄こんなもんでスケジュールが決まって行く。
福島まで行くとしたらブレーキパットを交換しないと・・・・もうギリギリな気がすると思っていたのですがバイク屋さんに行く時間がなかなかなくて、福島行き前日にバイク屋さん閉店ギリギリ滑り込みでブレーキパットを交換してもらう。ついでに消耗品のチェックもしてもらって、問題ないとのことでしたので安心です。
福島行き当日朝4時30分起き。チェーンの掃除・オイルの塗布から始める。つくづく準備と言うものが出来ていない・・・・・。
7時自宅出発。雨がサラサラと落ちてくるような気がする・・・・でも見ない!!天気予報は毎日チェックしていて東京も福島もずっと雨予報だった。でも、「私は晴れ女!!」と言い聞かせ私が福島に行けば福島は晴れるのだ!!と思い込む。
現実は出発10分もしないうちに河童着用の為バイクを止める。
それからはずっと河童着用。私は雨女でした。
福島に行くからには、震災の現実を見たいと思っていました。知ったからといってなんになるわけでもないし、私には何も出来ない。行っても高みの見物しかできない。
わかっていても見たい。
バイクに乗りながらも迷いましたが「いわき」に行きました。
よつくら港の道の駅からの眺め
以前はどんな眺めだったのでしょうか?
バイクを走らせていると「東日本震災津波到達地点」という看板がいきなり見えてドキッとしました。実感は全くないし、見える景色は開発中と言われればそうだと思う。
昔ながらの家もあった。でも家はあるけれど広い庭には何も見えない不自然な感じ。庭木が見当たらないのです。海風にさらされて変に変形した樹が数本あったけど。
人はいるし、車も走っている。
TVの中の震災しかわからない自分には、何が違うのだろうと思う。
そのうち「高野病院」の看板が見えた。
「高野病院」は朝日新聞の「プロメテウスの罠」という連載記事に、「震災後、原発が爆発しても動かせない入院患者さんをずっと診ていた病院」として私の記憶に残っている。
高野病院に避難指示があったにも関わらず、動かすことのできない患者さんは動かさなかったことを後々批判されることもあったと勝手に想像する。それでも現在病院として存在していることを知ることが出来てうれしかった。
「高野病院」の看板は綺麗だった。震災後立て直したものだろうか。
お昼をよつくら港の道の駅で食べました。
海鮮丼。
御飯のお酢が私にはちょうど良く美味しかった。
やっぱり外の人の私にはわからない。
いわきには人がいて車があって動いている。そこで生きていこうとしている人達が生きている。多分大変なことが起きても私もここで生きていこうと決めた場所で美味しいものをつくり、働き、生きていくでしょう。
私の頼んだ海鮮丼はいわきで生きていく人の足しになりました?
いわきを出る時、相馬方面に下の道で福島市に入るのか高速を使った方がいいか悩んで、タブレット登場。
こんなこともあろうかと思いタブレットを持ってきました。なんせいわきの地図はあるが福島市の地図までは載っていない地図帳しか持っていなかった。
タブレットだと高速を使う方がいいということで、一気に福島の宿泊地まで行く。
一日雨だったので靴は外も中もビショビショ、ヘルメットの中はしっとり。
靴に新聞紙を詰めに詰め翌日には半乾きまでもっていく。新聞は旅のお供にあった方がいいといつも思う。
翌日は念願の美術館に行く。
いましたよ、若冲!!。
素敵でした。
日本画の生き生きとした線が好きなんです。一本一本の線が無駄なく生きているのが好きなんです。
ふっ!!と息を吐ききって一気に書いたような線をる見るとほれぼれしちゃいます。
多分、自分の優柔不断の性格では描けない線だからでしょう。
筆を入れる場所、色の濃淡、線の太さ細さかすれ・・・計算しているのか、たまたまなのか、楽しんでいるのか。
個人的にはあまり絵のリストとか展示物の内容案内とかそういうもに全く興味が無いが、こうしてブログに書いてみると記憶だけではなんとも書きにくい。
美術館では展示物リストに何かを書きこみながら鑑賞している人を見かけた。こういうことをしていれば、ブログを書くときにとっても役に立つなと思う。
この福島県立美術館には自転車置き場も、バイク置き場も屋根付きであります。
後はひたすら帰宅です。
記録
ブレーキパット交換 15000キロ
福島出発前15009キロ 帰宅時15812キロ
高速代 1万500円
ガソリン代
無事に帰宅出来ました。
重なりますが、バイクを買った時からの野望だったのです。バイクに乗って美術館に行くことが!でも都内の美術館には駐車場があったとしても高く、電車代の方がお安い。
今回福島県立美術館にどうしても行きたかったのは「プライス・コレクション」だったから。
NHKの番組を見てからどうしても伊藤若冲(江戸後期の画家)の絵が見たかったのです。でも、プライスさん(アメリカ在住 江戸絵画の収集家)は東北の震災にあった人達に見せたいということで、東京にはこないのです。
悩んだ挙句、無謀にも一人でバイクに乗って福島まで行くことにしました。
社長には二週間ほど前から休みたいと報告していたら、「明々後日からなら休んでいい」と突然の言い渡し。私の仕事柄こんなもんでスケジュールが決まって行く。
福島まで行くとしたらブレーキパットを交換しないと・・・・もうギリギリな気がすると思っていたのですがバイク屋さんに行く時間がなかなかなくて、福島行き前日にバイク屋さん閉店ギリギリ滑り込みでブレーキパットを交換してもらう。ついでに消耗品のチェックもしてもらって、問題ないとのことでしたので安心です。
福島行き当日朝4時30分起き。チェーンの掃除・オイルの塗布から始める。つくづく準備と言うものが出来ていない・・・・・。
7時自宅出発。雨がサラサラと落ちてくるような気がする・・・・でも見ない!!天気予報は毎日チェックしていて東京も福島もずっと雨予報だった。でも、「私は晴れ女!!」と言い聞かせ私が福島に行けば福島は晴れるのだ!!と思い込む。
現実は出発10分もしないうちに河童着用の為バイクを止める。
それからはずっと河童着用。私は雨女でした。
福島に行くからには、震災の現実を見たいと思っていました。知ったからといってなんになるわけでもないし、私には何も出来ない。行っても高みの見物しかできない。
わかっていても見たい。
バイクに乗りながらも迷いましたが「いわき」に行きました。
よつくら港の道の駅からの眺め
以前はどんな眺めだったのでしょうか?
バイクを走らせていると「東日本震災津波到達地点」という看板がいきなり見えてドキッとしました。実感は全くないし、見える景色は開発中と言われればそうだと思う。
昔ながらの家もあった。でも家はあるけれど広い庭には何も見えない不自然な感じ。庭木が見当たらないのです。海風にさらされて変に変形した樹が数本あったけど。
人はいるし、車も走っている。
TVの中の震災しかわからない自分には、何が違うのだろうと思う。
そのうち「高野病院」の看板が見えた。
「高野病院」は朝日新聞の「プロメテウスの罠」という連載記事に、「震災後、原発が爆発しても動かせない入院患者さんをずっと診ていた病院」として私の記憶に残っている。
高野病院に避難指示があったにも関わらず、動かすことのできない患者さんは動かさなかったことを後々批判されることもあったと勝手に想像する。それでも現在病院として存在していることを知ることが出来てうれしかった。
「高野病院」の看板は綺麗だった。震災後立て直したものだろうか。
お昼をよつくら港の道の駅で食べました。
海鮮丼。
御飯のお酢が私にはちょうど良く美味しかった。
やっぱり外の人の私にはわからない。
いわきには人がいて車があって動いている。そこで生きていこうとしている人達が生きている。多分大変なことが起きても私もここで生きていこうと決めた場所で美味しいものをつくり、働き、生きていくでしょう。
私の頼んだ海鮮丼はいわきで生きていく人の足しになりました?
いわきを出る時、相馬方面に下の道で福島市に入るのか高速を使った方がいいか悩んで、タブレット登場。
こんなこともあろうかと思いタブレットを持ってきました。なんせいわきの地図はあるが福島市の地図までは載っていない地図帳しか持っていなかった。
タブレットだと高速を使う方がいいということで、一気に福島の宿泊地まで行く。
一日雨だったので靴は外も中もビショビショ、ヘルメットの中はしっとり。
靴に新聞紙を詰めに詰め翌日には半乾きまでもっていく。新聞は旅のお供にあった方がいいといつも思う。
翌日は念願の美術館に行く。
いましたよ、若冲!!。
素敵でした。
日本画の生き生きとした線が好きなんです。一本一本の線が無駄なく生きているのが好きなんです。
ふっ!!と息を吐ききって一気に書いたような線をる見るとほれぼれしちゃいます。
多分、自分の優柔不断の性格では描けない線だからでしょう。
筆を入れる場所、色の濃淡、線の太さ細さかすれ・・・計算しているのか、たまたまなのか、楽しんでいるのか。
個人的にはあまり絵のリストとか展示物の内容案内とかそういうもに全く興味が無いが、こうしてブログに書いてみると記憶だけではなんとも書きにくい。
美術館では展示物リストに何かを書きこみながら鑑賞している人を見かけた。こういうことをしていれば、ブログを書くときにとっても役に立つなと思う。
この福島県立美術館には自転車置き場も、バイク置き場も屋根付きであります。
後はひたすら帰宅です。
記録
ブレーキパット交換 15000キロ
福島出発前15009キロ 帰宅時15812キロ
高速代 1万500円
ガソリン代
2013-07-30 21:14
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